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税務を取り巻く環境は、年々大きな変化を見せています。 このコラムでは、世の中の動きをプロの視点から できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
11月号
年末調整について

早いもので今年も残すところあと2ヶ月となりました。

今年を振り返ると自然災害が多かった1年でしたね。

大雨による土砂災害が各地で起こり、御嶽山の噴火で多くの犠牲者が出たことは記憶に新しいのではないでしょうか。

いつ起こるか予測が難しい自然災害は、一瞬のうちに大切な人の命を奪いました。

また、今年はエボラ出血熱やデング熱といった恐ろしいウィルスが流行しました。

自然災害や伝染病の日本での発症は、人類が進化すると共に地球規模での環境の変化がもたらした結果だと私は感じました。

しかし、人間はこの環境との共存することなしに発展はできません。

私が今年の自然災害や伝染病から学んだことは、今一度、これからの未来と共存について環境問題を見直す必要があるということでした。

ところで、年末が迫って来ると、税務の一大イベントでもある年末調整の時期も近いですね。

そこで、今回のコラムでは来月実施される年末調整についてお知らせしたいと思います。

■ 年末調整とは

会社などの給与の支払者は、給与を支払う際に所得税の源泉徴収を行っています。

しかし、源泉徴収をした所得税の合計額は、必ずしもその人が1年間に納めるべき税額とはなりません。

このため、「1年間に源泉徴収をした所得税の合計額と1年間に納めるべき所得税額を一致させる」必要がありこの手続きのことを年末調整といいます。

■ 年末調整の対象者

年末調整の対象となる主な人は以下のとおりです。

・ 会社などに1年を通じて勤務している人

・ 年の中途で就職し年末まで勤務している人

ただし、以下のいずれかに当てはまる人は除かれます。

・ 1年間に支払うべきことが確定した給与総額が2,000万円を超える人

・ 災害減免法の規定により、その年の給与に対する所得税の源泉徴収について徴収猶予や還付を受けた人

■ 今年度の年末調整の変更点

1、生命保険料控除の対象となる共済契約の範囲

・共済協同組合連合会の締結した生命共済契約を追加

2、地震保険料控除の対象となる共済契約の範囲

・火災共済協同組合の締結した火災共済契約に代えて、火災等共済組合の締結した火災共済契約を追加

以上が、年末調整についてです。

今年は自然災害という暗い出来事が多かった1年でしたが、日本人の活躍という明るい話題もありました。

ソチオリンピックで歴代2位のメダル数を獲得し、先月の10月には日本人の3名がノーベル物理学賞を受賞されました。

ノーベル物理学賞の授賞理由は、実用的な青色発光ダイオード(LED)を開発した功績をたたえてのことでした。

LEDの中でも製作が技術的に難しく、20世紀中の実現は無理とさえいわれた青色LEDを開発した快挙は、同じ日本人としてとても誇りに思います。

快挙を成し遂げた3人は「最後まで粘り強く取り組む大切さ」を語っていましたが、夢に向けて地道な努力をする姿勢は私の心に深く刻まれました。

私は、今年も良い1年だったと言えるよう、残りの2ヶ月間も最後まで粘り強く悔いのないように過ごしたいと思います。

今回のコラムについて詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。

2014/11/01
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