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税務を取り巻く環境は、年々大きな変化を見せています。 このコラムでは、世の中の動きをプロの視点から できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。
6月号
平成28年度税制改正について

「近隣最安の198円」

近所のドラッグストアでこの張り紙を見た瞬間、同じ商品を他店舗で購入したばかりの私は深いショックを受けました。

私は、高い値段で購入して損をしたという気持ちと同時に違う道を通れば安い価格の情報を知らずに済んだという後悔に襲われたのです。

しかし、不思議なもので逆に多くの人が知っておくべき情報なのに、知られていない情報というのもあります。

例えば、兵庫県で昨年の10月から始まった自転車利用者などに対する自転車損害賠償保険などへの加入義務化に関しては、多くの人が義務化のことを知らずに加入率は24.8%しかなかったそうです。

今後は、兵庫県だけにとどまらず全国で義務化される可能性があるので、国や自治体はもっとPRするべきですよね。

ところで、税務に関して皆様にお伝えしたい情報で、特に経営者の方は知っておくべきだと考えている情報の一つに税務改正があります。

そこで、今回のコラムでは平成28年度税制改正についてお知らせいたします。

■ 平成28年度税制改正の主なポイント

既にニュースなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、平成28年度税制改正の主なポイントは以下のとおりです。

1:法人税率の引下げ

改正前:23.9%

平成28年4月1日~平成30年3月31日間に開始する事業年度:23.4%

平成30年4月1日以後に開始する事業年度:23.2%

2:減価償却制度の見直し

改正前:定率法又は定額法

平成28年4月1日以後に取得:定額法(建物附属設備及び構築物)

3:企業版ふるさと納税の新設

平成28年4月1日以後に開始する事業年度より最大で寄付金の30%を法人事業税、法人住民税、法人税から控除することが可能となりました。

4:空き家譲渡の特別控除

一定の条件を満たした空き家の売却に対し、3,000万円が特別控除されます。

※平成28年4月1日から平成31年12月31日までの売却が対象

5:国税のクレジットカード納付制度の創設

平成29年1月4日以後、1,000万円未満の国税については、クレジットカードで納付することができるようになりました。

以上が、平成28年度税制改正についてです。

皆様も日々忙しい中で、新たな情報について多くの知識を得ることは大変ことだと思います。

しかし、大切な財産や会社のためにも、情報を知らなくて損をしたということがないようにこの機会にぜひ確認してみてください。

ただし、インターネットの発展により情報過多でストレスを感じている方が増えているそうですので注意してくださいね。

もし疲れたなと感じた時は少し目を閉じて一休みしてみてください、情報を遮断することで脳疲労が回復されるそうです。

最後に、私は脳や身体をたまには一休みさせることは大切なことだと考えています。

人の一生は限られているので常に全力で走り続けたいと思うかもしれませんが、いざという時にエネルギー切れになってしまっては元も子もありませんからね。

今回のコラムについて詳細を知りたい方は、お気軽に当事務所までご連絡ください。

2016/06/01
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