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┃相続コラム |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |

こんにちは横浜で安心な相続のお手伝いをしている税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回は、「親はまだ元気だけど、最近少し気になってきた・・・」そんな方に向けて、家族のこれからに備えるための第一歩をお話しします。
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
目次
1.なぜ「今」なのか?
最近こういったご相談が増えています:
・「親はまだしっかりしてるけど、一人暮らしで心配」
・「財産のことを本人と話すタイミングが難しい
・「突然の入院や介護が始まって、何も決まっていないことに焦った」
これらの悩みに共通するのは、「元気な今こそ、準備すべきだった」という後悔の声です。
私たち専門家が入るタイミングは、“困ったとき”よりも、“困る前”の方がずっと価値があるのです。
2.整えておきたい「3つの土台」
① 生活の安心をつくる:見守りと地域とのつながり
・地域包括支援センターとの連携、近隣との信頼関係づくり
・食事・ゴミ出し・医療のことを“誰がどう支えるか”の確認
② 財産の見える化:家族も本人も安心できる体制へ
・銀行口座、保険、不動産、年金の情報を整理
・登記内容や契約の棚卸しを一緒に行うことで、家族間の“知らなかった”をなくす
③ 法的備え:判断能力がある今だからこそできること
・任意後見や家族信託など、“そのとき”が来ても安心できる仕組みづくり
・遺言書やエンディングノートの作成で、本人の気持ちを形にする
3.相続のことは、“いま話すからこそ穏やかに進む”
「相続の話=死の話」と受け取られがちですが、本当は“生きている間をどう過ごすか”を家族で考えること。
元気なうちにこそ、笑って話せる内容です。
そして、そんな場に私のような税理士が入ることで、中立的で冷静な第三者として会話をサポートできます。
“揉めない相続”は、「今、安心して生きるための準備」から始まります。
4.おわりに
今回お伝えしたのは、いわば“安心の土台”です。
では、その上にどんな備えを重ねていけばよいのでしょうか?
次回のコラムでは、
「親が元気なうちにしておくべき“3つの相続準備”」をテーマに、
財産・気持ち・手続きを“家族の未来のために整える方法”を具体的にご紹介します。
「まだ先の話だと思っていた」方こそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
どうぞお楽しみに!
このコラムが、あなたとご家族の“将来の安心”を少しでも近づけるきっかけになれば幸いです。
相続や老後の不安、どんな些細なことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
“家族の相談役”として、そっと寄り添います。
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