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┃相続コラム |
近年の高齢社会を見据え相続法の大きな見直しが行われました。 相続コラムでは、相続に関連する最新のあらゆるトピックをお届けいたします。 税理士の視点から分かりやすく解説し皆様のお役に立つコラムにしてまいります。 |

こんにちは横浜市南区井土ヶ谷で安心な相続のお手伝いをしている税理士・公認会計士の佐々木彰です。
今回のコラムでは、「遺言書ってうちも作るべき?」というご相談にお答えしていきます。
遺言書ってどんな人が作るイメージでしょうか?
「資産家だけのものでは?」とよく言われますが、実は“自宅と預金が少しあるだけ”の方にも必要です。
特に横浜市のように土地の値段が比較的高く地域で、不動産が絡む相続では共有名義トラブルが起こりやすく、遺言がないと家族の話し合いが難航することが多いのです。
今回は遺言書についての理解を深めて頂くコラムとなっておりますので、ぜひご一読ください。
まだエンディングノートをお持ちでない人はTOS佐々木会計のエンディングノートをご利用ください(2種類のエンディングノートになっております)
1.遺言書が“ない”と、何が起きるの?
● 兄弟で意見が分かれ、売却も分割もできない
● 名義変更が進まず、不動産が「塩漬け」に
● 相続税の申告期限(10か月)に間に合わない
トラブルの原因は“争族”ではなく“準備不足”です。
事前に意志を明確にするだけで、大切なご家族を守れます。
2.横浜市南区の相談事例(成功と失敗のリアル)
ケース①|70代女性:預金900万円と持ち家(評価額1,800万円)を持つ方の場合
⇒ 3人の子どもが話し合いで揉めそう…という懸念から公正証書遺言を作成。
⇒ 「争いにならなくて済んだ」と子どもたちが感謝。
ケース②|80代男性:遺言書なしで他界。不動産共有でもめて兄弟関係が悪化。
⇒ 解決まで3年かかり、「あのとき作っておいてほしかった」と息子さんから後悔の声。
3.遺言書を作ると、どんなメリットがある?
メリット | 内容 |
安心感 | 家族が「迷わなくていい」状態になる |
節税効果 | 生前贈与や分割の計画が立てやすくなる |
時間短縮 | 相続手続きがスムーズに進む |
信頼構築 | 家族間で「ありがとう」が生まれる相続に |
4.まとめ:遺言書は、家族を守る“手紙”です
「財産が多いか少ないか」ではなく、
“残された家族が迷わないようにする”ためのツールとして、
今から準備できることのひとつです。
5.おわりに
遺言書は「万が一に備えた安心」であり、
それは“亡くなった後の話”ではなく、今を安心して過ごすための仕組みです。
「まだ早いかな」と思ったときこそ、始めどき。
横浜市南区で相続に強い税理士をお探しの方へ、
井土ヶ谷で相談を受けてきた私が、やさしく一歩目をお手伝いします。
次回のコラム予告
「遺言と家族信託、どう違うの?|横浜市で選ばれている“安心対策”の違いとは」
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